« マイ・ホームタウン | トップページ | 両親への思い »

お前らは犬だ、みんな消えてしまえばいい

時に、人は浅ましく貪欲だ。ニコールキッドマンが光った映画「ドッグヴィル」を見た。
まだ見ていない人は、以下は読まずに映画館に行ったほうがいい。


?屋根のない家、壁のない家

ぶらりと入ったのがこの映画でした。事前に何の情報もなかったので驚きました。
”小さな村”がセットの中に作られているのですが、どの家にも屋根も壁もない。
俳優が家のドアを開けるときは、ジェスチャーですよ。ギ~ バタンと音を入れて。

この世界に慣れるまでにちょいと時間が必要。
それにしても、かなり計算された設定です。村に逃げ込んできた女、その女をこの村の人達がかくまってあげるのだが、女は通報されたくない。村人と不仲になってしまった時、何が起こるのか。

人の心の中の昼と夜。それを考えさせれる映画です。

☆ゾクゾクするほどいい女

迷い込んだ女がニコール・キッドマン。
これが終始、艶っぽくていい。ある時は健気に働き、ある時は美しく笑い、またある時は憎しみに耐え。そして最後はこの村でおこったことを考え、悩み、そして決断する。
表情で語ってくれた女優だ。
もし、迷い込んできたのがこんな美女でなければ、問題は起こらなかったろうに。
いや、起こるのか?それが人の心の闇なのか。


☆ギャングスター

ニコールの相手役が「ギャングスター・ナンバー1」に出てた人。
あれもしばらく尾を引く映画でした。今回は哲学的な事を語る青年。
彼だけは、この村で唯一人間らしさを失わない人なのか。ニコールが演じるグレーシーに救いはあるのか。最後までこの奇妙な世界に引きずり込まれていく。


?傲慢な人は誰?
いくつかの感想を読んだが、ラストの展開にすっきりした、という感想があったが、うーん、これだけ考えさせといて、こんな簡単な方法で終わらせていいのか?って感じでした。
まあ、確かに胸はすきましたが。

陽気に助け合う人々。理性が保てている状態、それは美しいし、時に感動的だ。
しかし、落ちるのは簡単だ。脆い人の心・・・。
人間らしさを失うと、人は犬のようになる。それを改めてこの映画が教えてくれた。

一番危ないのは誰だ、一番犬に近いのは誰だ。俺か?

人は常に誰かを裁いている。それを傲慢というのか、いけないことなのか。

もう一度、ゆっくりと見たい。

リンク
公式サイトも見ごたえあり

|

« マイ・ホームタウン | トップページ | 両親への思い »

「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/16506/402312

この記事へのトラックバック一覧です: お前らは犬だ、みんな消えてしまえばいい:

« マイ・ホームタウン | トップページ | 両親への思い »