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両親への思い

オートバイに乗るのもよし、旅をするのもよし、でも人を殺してはいけない。
花村萬月の風転を読んだ。


なぜ鬱屈するのか

いちいちムカツク。あの頃を反抗期という一言では終わらせず、少年と少女の親への思いが描かれた作品。
公園の草木の匂いがたちこめる、少年と少女のデートから始まり、幾つものことが起こり次第に二人は別々の道を歩き始める。

少年には父が疎ましいいだけの存在だったが、ある事件をきっかけに情けなく思えてくる。両親の欠点、狡さやあざとさが、少年の心を圧迫する。

少年は、文学に詳しいやくざと知り合い、やがて旅立つ。

日本を旅しながら、少年の心が解きほぐされていく様がいい。

また、誰にでも媚を売る女子高生が出てくるが、こういう”自分のない”やつは、嫌われるね。
この子についての心理描写も面白いと思った。

残酷であり過激であるが、転がりつづける少年とやくざにつられ、一気に読んでしまいました。


風転(上)


風転(中)


風転(下)

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