« [AUS2006]ヒンギスの挑戦 | トップページ | [AUS2006]シャラポアの憂鬱 »

[AUS2006]幻惑のモレスモーが優勝

7年ぶりの決勝進出、そして初の優勝。2004年の女王エナンとの決勝戦は意外すぎる幕切れ。


待ちに待った祝杯

アリーナはクローズド。ヒートポリシーではなく雨天のため。
逃げ送れた鳥がいるせいでピーチクパーチクという、ややうるささが残る会場となった。
美しく筋肉をまとい、髪をきつく後ろに束ねるモレスモー。今大会のモレスモーは、今までよりも落ち着いていて、今までよりも余裕を持ってプレーしていた。放つショットはバリエーション豊富で、圧勝のゲームでも飽きさせない。

今日の決勝戦も、体調、気力とも最高潮。

対するエナンは、立ち上がり悪く、1stサービスがまったく入らず、モレスモーはサービスも好調、どんなボールも打ち返し、スピンショットも好調でエナンがミスを重ねる。
相手のペースに乗せられず、変幻自在のショットで相手を翻弄する、新生モレスモー。

第1セットをモレスモーがものにし、第2セットでエナンが調子を上げてくるであろうと思っていたのだが。。。

第2セットの第2ゲームが終わった時にエナンがドクターを呼んだ。

その後プレーしたが、全く精彩を欠くプレーをした後に苦しそうな表情をしたエナンがネットに歩み寄り、主審とモレスモーに棄権を告げた。

モレスモーは複雑な表情。
派手な打ち合いを期待していた観客も、微妙な空気。
そしてエナンは、苦渋の表情。悔し涙。

0128_more_enan
モレスモーは時間が経つごとに表情は緩んだが、両手を上げ控えめな勝利のポーズをとった程度だった。
その後エナンの隣に腰掛け、いくつかの言葉をかけていた。

棄権を自らの口から告げたエナンの気持ち、思いがけない形で勝利したモレスモーの気持ち。
複雑な決勝戦でした。


優勝セレモニーで司会をした男性のスピーチ
「7年前の決勝戦、勝ったのはヒンギスで負けたのはアメリーだった。
あなたにはきっと優勝するだろうとその時言ったが、、、、
 あれから随分と時が経ってしまったが、あなたは今日優勝することができた。おめでとうアメリー」
なんとなく印象に残りました。


遠藤愛さんがいってたが、気温が45度になったり、屋外の大会なのに暑さのためクローズドで屋内での試合になったり、ナイトセッションがあったりと様々な環境でプレーしなければいけないという過酷な大会となった。

なんとモレスモーは今大会の7試合のうち3人(クライチェク、キム、エナン)が試合中にプレーを断念するという奇妙なめぐり合わせ。

ただそんなサバイバルレースをものともしない、モレスモーのあらゆる面での努力が実を結んだといえる。

モレスモ、ついにグランドスラム優勝- Official Site

「たぶん、違う時期により良いプレーをしていたと思うが、その時はメンタル的には強くなかった。今は、ゲームで求められる3つの主要なことーテニス面、フィジカル面、メンタル面―全て3つが一緒になっていると思う」

「ゲームをかなりよくコントロールできたと思う。ジュスティーヌと向き合ってコートの上に立った時、私は何をしなければいけないか分かっていた。全体的には、私はかなりリラックスしていたし、第1セットは全てが上手くかみ合っていっているように感じた」
モレスモは、もしタイトルを取ったら満足感を楽しむために飲むと決め込んで、数年前に非常に高いワインを一本買った。 ---中略--- 「お酒のボトルに関しては・・・皆では足りないわよね。だから、一緒に飲む人を選ぶわよ。間違いなく、1本以上は飲むわよね」


SI.com - Tennis - Mauresmo first Grand Slam title bittersweet - Saturday January 28, 2006 1:33AM

0128_more
0128_more2
0128_more3

|

« [AUS2006]ヒンギスの挑戦 | トップページ | [AUS2006]シャラポアの憂鬱 »

「テニス」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/16506/8386780

この記事へのトラックバック一覧です: [AUS2006]幻惑のモレスモーが優勝:

« [AUS2006]ヒンギスの挑戦 | トップページ | [AUS2006]シャラポアの憂鬱 »