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悔しいが面白い、陰日向に咲く

だめだけどよかったシリーズその4。劇団ひとりの「陰日向に咲く」を読んだ。


アメリカ兵をぶん殴れ!

劇団ひとり著「陰日向に咲く」を評判なので買ってしまった。
陰日向に咲く

お笑いタレントの本と、馬鹿にしていた。悔しいが、おもしろかった。

ダメな人ばかり出てくる5つの短編集。

短編がわずかに絡んでおり(アメリカ兵をぶん殴る話しとか)、ついつい前のページに戻って確認しニヤリとしてしまう。

ストーリーに余計なものがなく、削ぎ落とされた文章でここまで書けるのはすごいと思った。
シンプルに書くのってすごく難しいし。

覚悟して読まないとシンプルすぎて感情移入がうまくいかない。


似ているなと思ったのは
ダン・ローズ著「ティモレオン~センチメンタル・ジャーニー~」
ティモレオン

ドライなタッチで書いてあるが、それは残酷な人の生き様。
こちらもいくつかの短編から構成されており、テンポよく読めます。

週間ブックレビュー 2003年09月07日の放送内容
アナウンサーの一言(柴田祐規子)

「悲劇的な数々のエピソードは無垢な犬の目を通して語られることで、美しい結晶になる」という東さんに対して、長嶋さんは「どの悲劇も人の感情の温度差について描いたもの。片方が思いを寄せても片方は無関心という、人間関係の温度差一点にこだわった作品では?」という全く異なる読み方でした。

あとがき大全(25)/金原瑞人

今月、とてもうれしいことがあった。『ティモレオン』が「ダ・ヴィンチ」のプラチナ本に選ばれたのだ。先月号に書いたとおり、あまり一般受けのする本でないことはわかっていたし、まことに後味のよくない本であることもわかっていたが、強烈な魅力のある、一種独特の現代小説であることもわかっていた。

 ともあれ、興味のわいた方は、一種、肝試し、腕試しのつもりで読んでみてほしい。ただし、くれぐれも体力と気力の充実したときに。作者のダン・ローズもこれを書き終えたとき、「作家家業はやめる」と宣言したくらいだ。これ一冊書き上げるのに、精も根も尽き果てたらしい。読む方もしんどいが、当然ながら、書く方はもっともっと大変なのだ。

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